ありのまま日記

 ~介護にまつわるあれこれと雑記のブログ~

ケアマネージャーは、どんな仕事をしているのか?

 
こんにちわ、ます田です。
 
今回は、自分自身でのことでもあるケアマネージャーの仕事について、お話をしていきたいと思います。

 

そもそも、ケアマネージャーは何をしてくれるの?と思われる方もいるのではないのでしょうか?

 
ケアマネージャーは多岐にわたって、様々な業務に携わっています。主に介護保険に関わる業務ではありますが、区役所や医療機関との連携。また、地域の方との関わりや包括支援センターと共に業務を行うこともあります。
 
介護が必要とされているか方が自宅で生活をしていくために必要となる『物』や『人』、『場所』を資源として、活用していくこと。そして、作り出していくことも役割として持っています。
 
主なケアマネージャーの役割を個人的な見解を含めて紹介していきたいと思います。
 

1介護相談

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前提にはなりますが、ケアマネージャーは介護に関する様々な知識や情報を持っています。また、ケアマネージャーになるためには福祉施設や高齢者施設等で5年以上の経験を有し、なおかつ都道府県の実施する試験に合格し、所定の研修を修了しなければ、ケアマネージャーと名乗ることも居宅介護事業所で業務を行うこともできません。介護保険に関することはもちろんですが、介護保険以外のことに関しても介護に関わることの全般を知り得ています。さらに業務を行う、その地域の特性や資源に関しても把握していくことに努めています。
 
もし、すでに担当のケアマネージャーがいらっしゃるのであれば、何でも相談をして欲しいと思います。こんなことは的外れではないだろうか?と思わずに相談をしていくとおのずと信頼関係を築くこともできます。また、ケアマネージャーもあなたと信頼関係を築いていきたいと考えているはずです。
 
ケアマネージャーもあなたと一緒に介護に関する悩みや課題を解決していきたいと考えています。そのためケアマネージャーは様々な提案をしてくれたり、話を聞いたりしてくれます。
 
もし、あなたが、そんなことはしてくれないと感じるのであれば、すぐにでもケアマネージャーを変更してもいいと思います。
※人対人なので合う合わないもあります。合わないなぁと感じるのであれば、変更しても構わないと思います。担当のケアマネージャー本人に話しづらいのであれば、所属している事業所の管理者へ相談するか担当の包括支援センターへ相談をしても良いと思います。
 

①実際に相談をしてみよう!

 
何を相談したらよいのかもわからないと思う方もいるかもしれません。そんな時は介護を受けようと思った経緯や実際に介護を受ける方の状態を話してみてください。また、今の家族の状況もケアマネージャーは介護力として知りたいと考えています。遠慮をせずに何でも相談をしてみてください。
 

②一番大切なことは、あなた自身がどうなりたいかを明確していくこと!

 
ケアマネージャーは、あなたの悩みや課題を解決できると思われる様々な情報や提案をしてくれます。その情報や提案により、あなたがどうなりたいのかを明確にしていくことが大切です。
 
はじめは、介護保険でどんなことをしてくれるのかもわからない状態だったとしても、少しづつ理解し得て、こんなこともできるかもしれないと自分自身の考えを明確にしていけば、あなたにとっての課題も解決へと向かうと思います。
 
一つ注意しておいて欲しいことは、ケアマネージャーが介護についてのすべての方向性を決めたり、すべての問題や課題を解決をしてはくれないということです。あなたがどうなりたいかによってケアマネジャーの知識や経験、提案や情報が活かされるのです。
 

2ケアプランの作成

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実際に利用する介護保険サービス等が具体的になるとケアマネージャーはケアプランの作成をする事となります。
 
ケアプランの作成は実際に利用をする事業所(デイサービス等)の責任者やケアプランに位置づけた方(地域の方等)にも参加をしてもらい話し合いを行います。それを担当者会議といいます。ここでも、あなたの『なりたい』をどんどんと発言していきましょう。
 
ケアマネージャーが作成したケアプランの原案を元にさらにより良いプランを作成していくことができるように行います。原則的に介護保険サービスはこの決定されたケアプランに基づいてサービスを利用していくこととなります。
 
ケアプランに記載をされていないサービスは提供できないこととなっています。
※例えば、ケアプランに排泄介助と記載をされていないのに、あなたが実際にサービスを提供するヘルパーに指示をして排泄介助のサービスを受けること等。
 
なので、実際にサービスを受けたいことに関しては、この担当者会議の時に話をしていくことが良いでしょう。
※この会議の時にだけ、話をしなければいけないと言うことではありません。いつでもケアプランの変更ができますので、サービスを利用していく中で何か希望があれば、遠慮をせずにケアマネージャーに相談をしましょう。
 

介護保険サービスの調整

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実際にケアプランにてサービスが決定してくと共にケアマネージャーはサービスを調整していきます。あなたが希望するサービスの利用の日時や曜日等の調整や実際にプラン立てをした内容が実施できるかの確認をしていきます。
 
調整されたサービスの報告をあなたは、受けていきます。納得ができるものであれば、了解をし、進めていきます。納得ができないものやイメージと違うものに関しては、改めてケアマネージャーに相談をしていくこととなります。つまり、この時もあなたが主役となり、あなたがこうなりたいと考えることを形にしていくこととなります。※もちろん、できないこともありますので、しっかりとケアマネージャーに話をきいてもらい納得ができるものにしていきましょう。
 

4モニタリング

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介護保険サービスを利用していると必ず、担当のケアマネージャーが自宅へやってくる!
 
担当のケアマネージャーは月に1回は必ず、あなたの自宅へ訪問をしてくれます。なんの為に家に来るの?と思う方もいるかもしれません。
 
それは、プランニングされたサービスが適切に提供をされているかを確認することやもちろん、あなたの病気のことやお体のことを確認しに来てくれます。
 
『そんなことは、してもらわなくとも結構』と思われる方もいると思いますが、月に1回の自宅訪問は、介護保険サービスを受けるためには必須となっています。
※このことは、ケアマネージャーとの契約時に必ず、説明を受けると思います。
 
しかし!
 
『訪問なんてしてもらわなくとも結構』と思わずにチャンス!とぐらい思って、そこでも気になることや少しでも心配をしていることがあれば相談していきましょう!
 
もちろん、信頼関係を構築していくことはケアマネージャーの仕事ですが、こちら側も関係性を築いていき、うまくケアマネと相談ができるようにしていきましょう。
 
イメージ的には、ケアマネージャーを使い倒すくらいの勢いで(笑)
 

5給付管理業務

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給付管理業務?って急に難しい言葉出てきたなぁと思うかもしれませんが・・・。
 
簡単に言うと・・・
 
あなたが認定されている介護度により利用ができる介護保険サービスの利用や種類に限りがあります。
 
例えば、要介護1の認定を受けている方は原則ですが、いあゆる介護ベットのレンタル利用ができないとか。
 
デイサービスの利用に関しても利用時間にもよりますが、介護度により回数が限られてしまうことがあります。
 
それぞれの介護保険サービスに単位数が定められています。利用した介護保険サービスの単位数をケアマネージャーは管理しています。それは、使用ができる単位数を超過しないようにです。
 
使用できる単位数を超過してしまうと超過した分の単位数は自費になってしまいます。つまり、超過した分は1割又は2割の料金で利用ができなく、利用料金が高額になり得てしまうのです。
 
そうならないようにケアマネージャーはサービスを調整しています。しかし、もしあなたが単位数を超過してもサービスを受けたいと希望するならば、超過した分を自費で支払うことは可能です。
 
それでも、経済的に負担が大きくなることを避けることができるように地域の資源を活用していくことをケアマネージャーと相談をしていくことをおすすめします。また、単位数が超過された時点で、ケアマネジャーも提案をしてくれることでしょう。
 

6まとめ

 
いかがだったでしょうか?
 
何となく、ケアマネージャーがどのような仕事をしているかイメージが付いたでしょうか?
 
文中でも触れていますが、『あなたがどうなりたいか』がとても大切で、ケアマネージャーはその『あなたのなりたい』に寄り添っていきたいと思っています。
 
そのためにケアマネージャーはあなたのなりたいに近づけるような情報を伝えたり、提案をします。ケアマネージャーも人間ですので、時にはあなたの課題や悩みについて、同じように悩んだりもするのです。
 
もし、今回お伝えしたことで、少しでもケアマネージャーの役割について知り得ることができたのならば、是非、あなたも気軽に相談ができるケアマネージャーとの関係性を作ってもらえたらと思います。
 
最後まで、読んでいただきまして、ありがとうございました。